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大人の矯正治療

大人の矯正治療例

矯正用に開発されたインプラントをアンカーとして使用した治療例です。 従来であればヘッドギアーなどを固定源としてきましたが、インプラントは安定した力で歯をけん引できるため、確実に歯を動かすことができます。

治療前は口元の突出感や緊張感がありましたが、治療後はお口が閉じやすくなり、また横顔のバランスが良くなりました。 これはインプラントをアンカーに、前方に傾斜した上下顎前歯を十分後退させられたためです。 このようにインプラントは、従来はヘッドギアーなどの患者さまの協力が不可欠でしたが、それがなくても良好な結果が得られます。 ただし成人の方(18歳以上)しかできませんので、それ以下の方は従来通りのヘッドギアーが必要になる場合があります。

診断名上下顎前突症
開始時年齢19歳9カ月
使用した装置名マルチブラケット装置
抜歯上下左右第一小臼歯
治療期間2年5カ月
費用の目安70~80万円(税別)
リスク副作用インプラントが治療中に脱落することがあります。その場合は少し位置を変えて、再度埋入することができます。

上の前歯が前に出た状態(上顎前突)です。また下顎前歯部には、でこぼこ(叢生)があります。 上の歯が出ているため、横顔は上唇の突出した感じがあります。 上顎は、前方に傾斜した前歯を後退させるため、左右第一小臼歯(前から4番めの歯)を抜歯、下顎はでこぼこを解消し、奥歯の前後的なズレを解消するために、左右第二小臼歯(5番めの歯)を抜歯して矯正治療を行いました。 上の前歯の出た状態やでこぼこは改善しました。口元がすっきりしたと思いませんか? 確かに虫歯でもない健康な歯を抜歯するというデメリットはありますが、抜歯して矯正治療を行うことにより、歯並びを整えたり、上下口唇のバランスを改善することができます。

主訴出っ歯、上下の噛み合わせがずれている
診断名上顎前突症、叢生
開始時年齢15歳2カ月
使用した装置名マルチブラケット装置
抜歯上顎左右第一小臼歯 下顎左右第二小臼歯
治療期間2年1カ月
費用の目安70~80万円(税別)
リスク副作用治療中はむし歯や歯肉炎などのリスクが高くなります。

歯の舌側からの矯正治療、いわゆる舌側矯正治療の症例についてです。

【治療前】写真はいわゆる叢生(乱ぐい歯)という状態です。これは土台が小さく、並んでいる歯が大きいためこのような状態になります。

【治療中】上下左右第一小臼歯(4番目の歯)を抜歯して、矯正治療を開始しました。上顎は舌側から、下顎は表側から治療を行っています。 下顎の舌側に装置を付けると、舌が装置に引っかかって非常にしゃべりずらくなり、また強い違和感もあります。 そこで当院では、この様な治療法をお勧めしています。 上顎は舌側から治療することにより、しゃべったり笑ったりするときには全く見えません。 下顎は表側から治療することにより、しゃべりにはほとんど影響が出ません。

【治療後】叢生は改善し、よい状態になりました。

主訴歯のガタガタを治したい
診断名上下顎前突症、叢生
開始時年齢18歳8カ月
使用した装置名リンガルブラケット矯正装置
抜歯上下左右第一小臼歯
治療期間2年1カ月
費用の目安120~140万円(税別)
リスク副作用舌側矯正治療の場合、特に上顎の舌側は自分では見えません。そのため歯磨きができているかどうか確認できず、歯肉が腫れたり、むし歯に対するリスクが高くなります。 舌側から治療した場合、装置に慣れるまではしゃべりづらくなります。

叢生(そうせい、乱杭歯)についてです。 写真のように、あちこちにでこぼこが見られる状態をいいます。 なぜこうなるかというと、歯を並べる土台の顎が小さく、並んでいる歯が大きいためです。10人がけのイスに12人が無理に座っている状態です。 ちなみに現代人は昔の人に比べ、顎も小さくなっているようですが、歯が大きくなっているようです。 ですから昔の人に比べ、叢生は多くなっているといえるでしょう。

【治療前】この小さな顎の中に、全ての歯を並べることは不可能なので、この症例の場合には上下左右第一小臼歯(前から4番めの歯)を抜歯して、矯正治療を行いました。

【治療後】治療後の安定は良いようです。 このように、抜歯したほうが安定する場合には、抜歯が必要になります。 でこぼこの程度が軽度の場合には、抜歯しないで治療することもあります。

主訴歯のでこぼこを治したい
診断名叢生
初診時年齢15歳2カ月
使用した装置名マルチブラケット装置
抜歯上下左右第一小臼歯
治療期間2年0カ月
費用の目安70~80万円(税別)
リスク副作用歯の根の先が僅かに短くなることがあります。

マウスピース型矯正装置には、アソアライナー(旧クリアアライナー)、インビザライン、アクアシステム、ストレートライン、エシックスなどがあります。 どれも微妙な違いがありますが、いずれも透明なプラスティックのマウスピースを使用して、歯を動かしていきます。 当医院ではアソアライナーを採用しています。 この装置で、どんな状態でも治療できるというわけではありません。詳細は当院のホームページをご覧ください。 http://koike-kyousei.com/chiryo.html?id=mouthpiece

上の前歯の真ん中にすき間がありました(正中離開)。治療後はそのすき間は閉じています。すき間を閉じたり、わずかな歯のねじれなどを治すには良い治療方法です。

主訴上の前歯が離開している
診断名正中離開
初診時年齢20歳11カ月
使用した装置名マウスピース型矯正装置(アソアライナー)
抜歯なし
治療期間4カ月
費用の目安2万8千円×作成回数(税別)
リスク副作用17時間以上使用して頂かないと効果が表れません。

前歯がいわゆる反対の状態の症例です。反対咬合の治し方としては、上顎の前歯を前方に傾斜させて治療する方法、下顎前歯を後方に傾斜させて治療する方法、上下顎前歯とも後退させて治療する方法があります。どの方法を選択するかは、その方がどのような要因(歯あるいは骨格)で反対咬合になっているかにより異なります。 この症例は、歯を抜歯せず、上顎前歯を前方に傾斜させて反対咬合、また上顎前歯部のでこぼこを改善した症例です。 反対咬合、叢生(でこぼこ)は改善し、良い状態になりました。

主訴上の歯よりも下の歯が前に出ている
診断名反対咬合、叢生
初診時年齢26歳2カ月
使用した装置名マルチブラケット装置
抜歯なし
治療期間18カ月
費用の目安70~80万円(税別)
リスク副作用成人の方の矯正治療の場合、歯と歯の間の歯肉(歯冠乳頭)が下がってしまうことがあります。

開咬とは、写真のように奥歯は咬んでいても、前歯は開いた状態をいいます。 原因としては、小さい頃に指しゃぶりがあったりすると、前歯が開いているので、いつまでもそのすき間に舌が出て来る飲み込み方(幼児型嚥下)のままになります。 そのため年齢とともに指しゃぶりが止まっても、代わりに舌が出てくるので、前歯は閉じてきません。 このような場合、まずは舌を前に出さない正しい飲み込み方(成人型嚥下)ができるようなトレーニングを行います。 それと同時に、舌が出にくい環境にするため、矯正治療により前歯を閉じていきます。

【治療後】正しい飲み込み方、すなわち舌を前に出さない飲み込み方ができるようになりました。 また開咬が改善し、発音や咀嚼(食べ物を噛み砕く)などの機能の改善もなされました。

主訴上下の前歯が開いている
診断名開咬
初診時年齢15歳9カ月
使用した装置名マルチブラケット装置
抜歯なし
治療期間19カ月
費用の目安70~80万円(税別)
リスク副作用治療後、長期に安定するかどうかは正しい飲み込み方ができるかどうかによります。舌を前に出す飲み込み方に戻ってしまうようであれば、再び開咬になる可能性があります。